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TOP > メディア向け情報 > <2019年 最新版>引越し業界トップ3企業の動向を探る
りんごりくんの引越し総研
Research Institute of Moving

■業界の構造・構成

引越し専業会社は全国で約250社ほど存在します。そしてそのほとんどが中小零細企業です。 ※当社調べ
そして、約4,000億円の引越し市場を、大手3社で全体の50%のシェアを獲得している寡占市場と言えます。

 

■際立つ、サカイ引越しセンターの業績

引越業界(専業社)大手3社の売上
大手3社を見た時に、「引越し業で成長している」のはサカイ引越しセンターだけと言えます。
アートコーポレーション、は売上に占める物流の比率が徐々に高まっています(物流シフト)。

サカイ引越センターの2019年3月期の引越し売上高は850億円、前年の801億円から106.1%となっています。
・参考:サカイ引越センター 決算説明会資料
2019年3月期
2018年3月期

チャネル別の売上推移を見ると「法人営業」と「インターネット」が伸びており、中でも法人営業が約50億増と成長しています。
法人サービスは「転勤」「オフィス引越」「新築マンション一斉入居」があります。
物流シフトによって、それまでは大手他社が引き受けていた法人系引越しをサカイが受注、また2018年はヤマトホームコンビニエンスの受注停止がありましたが、こちらも転勤などが多く、それをサカイ引越センターが受注したと考えられます。

他社の状況、環境変化の要因により「法人営業強化」が奏功したと言えるのではないでしょうか。

売上4位以下の企業は、サカイと比較して売上規模が圧倒的に小さく、競争力の差は大きい。
となると、今後ますます「サカイ引越しセンター」の一人勝ち状態が続くと思われます。